2019/08/04
明治維新後、中国・上海に遊学した青年、神津邦太郎は欧米人と日本人との体格の差をハダで感じ、日本人の食生活から改めるためたいとの思いから、1887年、群馬県甘楽郡の現在の地で日本最初の洋式牧場、神津牧場をはじめたそうです。
群馬県と長野県との境に位置する標高1,375メートルの物見山の山頂から東側になだらかに広がる傾斜地に牧草を植えて草地にし、そこに牛を放牧して自然に近い形で飼養していこうと考えたそうです。つまり、自前でやってしまえる自給自足型の畜産を最初から目指していたのです。そして、小型で環境への適応力があって運動能力にも優れたジャージー牛をアメリカ、カナダから選りすぐり45頭を輸入して、本格的な牧場経営をスタートしたそうです。
そんな、神津牧場では、100%神津牧場産の放牧ジャージー牛肉を自家製ゴールデンバターで焼く、神津牧場ならではの鉄板焼や100%神津牧場産の放牧ジャージー牛肉と牛乳からつくったメニューの食事を楽しむことができます。また、牧場内を流れる川のほとりにある親水公園には、バーベキューの炉があり、食材さえ持参すれば、販売している鉄板や網、炭などを使って、すぐにバーベキューを楽しむこともできるそうです。
その他にも、バター作り体験や季節に応じたイベントもやっているそうなので、参加してみるのも良いのではないでしょうか。夏季には屋外にテントを張ってキャンプも可能で、キャンプファイアーやたき火も自由に楽しむことができるそうです。
神津牧場のロッジは、誰でも気軽に宿泊できる施設で、宿泊客には、ロッジに隣接する鉄板焼きコーナーや食堂などの施設を利用できるそうです。そして、牛乳風呂も宿泊者のみが利用できるそうです。さらに、親水公園の一角にある昔ながらの五右衛門風呂もキャンプ、ロッジの利用者限定で利用できるそうです。ただし、薪を使ってお風呂を沸かすのは、セルフサービスとのこと。普段出来ないことをやってみるのも、旅の良い想い出になるのではないでしょうか。
近隣には、観光 〜世界遺産 荒船風穴〜、そして、観光 〜世界遺産 国宝 富岡製糸場〜もありますので、足を延ばしてみるのも良いのではいでしょうか。
[map width=”600px” height=”450px”]群馬県甘楽郡下仁田町大字南野牧250[/map]