2019/08/04
富岡製糸場と絹産業遺産群として世界文化遺産に登録された国指定史跡の高山社跡は、養蚕改良高山社の創始者 高山長五郎さんの生家です。寒い時には蚕室を温め、暑い時には換気を良くする養蚕法「清温育」の研究と指導を行っていた場所だそうです。
2階建ての建物には、清温育を行うために1階囲炉裏で暖められた空気が2階に通る穴が有ったり、屋根に天窓という換気窓が付けられていたりという工夫がされています。現在は、養蚕用家屋と付属屋が残っていますが、周囲にも蚕室の痕跡が認められるとのことで、現存する建物だけでなく敷地全体が世界遺産構成資産になっているそうです。
高山社跡には、解説員が駐在していて高山社や養蚕の歴史などについて解説を行ってくれますので解説員の方に声を掛けてみましょう。
[map width=”600px” height=”450px”]群馬県藤岡市高山237[/map]